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アルミニウム合金とは? ~1~
2020.01.02
【加工について】
現在世界中で利用されている金属の種類はとても多く、一般的に知られている鉄やステンレスなどの他に、アルミニウムを多く含んだ素材が多く使われています。
今回はよく使われているアルミニウム合金について、わかりやすく解説していきましょう。
そもそもアルミニウムとは金属元素の一つです。記号はAlで学生の頃に金属の元素で暗記された方も多いのではないでしょうか。
このアルミニウムというのは地面の地表部分に多く存在しています。
実はこのアルミニウムという金属はとても多く存在している元素で、特徴としては銀白色で美しく金属としては柔らかく加工がしやすいという性質を持ち、さびにくく軽い素材なので合金としてもよく使われています。
その合金が『アルミニウム合金』なのです。
アルミニウム合金は非常に軽くて強い素材として重宝されていて、その最大の理由は他の金属や合金と比べてメリットが非常に多いからでしょう。
アルミニウムは非常に優れた金属ですが、純アルミニウムだと強度が低いため用途が限られてしまいますが、合金にする事で強度の高い金属を作る事ができるのです。つまりアルミニウム合金はアルミニウムのマイナスを補いプラス強化されている金属というわけです。
ちなみにアルミニウム合金は種類が豊富で、用途に応じて合金を選ぶ事も可能です。現在多く利用されているアルミニウム合金は7種類ほどです。
アルミニウムと銅を合わせた2000系アルミニウム合金は、ジェラルミンや超ジェラルミンと呼ばれ、鋼材などで造られている製品と同程度の強度を誇っています。ただしやはり耐食性や溶接性にはやや劣るところが弱点と言えそうです。
~2~へ続く