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アンダーカットについて! ~1~

2020.01.15 【ダイカスト/加工について】

アルミダイカストは製品の生産性に優れた技術で、多くの製品の生産にアルミダイカストの技術が活用されています。
今回はアルミダイカストで製品の生産を行う時の『アンダーカット』について簡単にお話いたします。

ダイカストで製品の生産を行う時、普通なら金型を分けた時に中の製品がスムーズに出てこなくてはなりませんが、中には二次加工をしなくて済むような形状になっていて、分割しただけでは製品が取り出せないものもあります。
この二次加工的な横穴の事をアンダーカットといって、通常の金型では取り外す事が難しい形状をしています。
生産性を高めスムーズに取り出すためには別の型を使って側面の穴を作るわけですね。

例えば筒状の製品の側面に穴をあけるという加工をする場合、そのままの状態では取り出す事ができないため、穴にあたる部分に別の金型を合わせて冷えて固まったらその型をスライドさせて製品を取り出しやすくする事ができます。
この側面の加工の金型の事を『スライドコア』と言います。
スライドコアを用いる事によってスムーズに取り出す事ができるのですが、複雑な金型になるのでコストが高くなってしまいがちです。
それでもスライドコアを使うのは、二次加工を後から行う事によって製品に歪みが生じてしまったりするからです。

 

では次にアンダーカット処理の種類と説明をいたします。

【アンギュラピンを用いた方法】
アンギュラピンというのは固定金型の方に斜めについたピンの事です。製品が固まったら金型が開きますが、この時にアンギュラピンに沿って斜めに金型が開いていくので、左右に金型が開いて製品を取り出せるのです。
製品を引いて取り出した後は余分な部分を取り除いた製品を取り出す事ができるわけです。
このアンギュラピンはH型になっている形状や、T型になっている形状の製品の生産をスムーズにする事ができるでしょう。

 

~2~へ続く

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