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金属加工に必要不可欠なマシニングセンタとは? ~1~
2020.02.24
【アルミ押し出し/ダイカスト/加工について】
マシニングセンターはものづくりには欠かす事ができない加工機械です。
MCやMCセンターなどと言う呼び方をされて、幅広い分野で活用されています。
比較的歴史の新しい加工機械でそれまではフライスで金属部品などを加工していましたが、マシニングセンターの登場によってより簡単に、より精度の高い製品を加工する事が可能となったのです。
マシニングセンターはコンピューターで制御する事ができるので、フライスでは難しかったR形状やテーパー形状も簡単に加工できるので、それまで加工に苦労していた部品の生産が可能になりました。
フライスはZ軸とY軸そしてX軸の動きで加工しますが、マシニングセンターも同様の動きが可能です。加工するツールの種類も豊富で切削油を使用する事ができるため、加工時の熱による傷や刃物の破損も少ないです。
最近では3軸だけではなく5軸の動きをするマシニングセンターも出ているので、より精度の高い製品、より複雑な形状の製品の加工が可能となっているのです。
また、コンピューター制御で加工をするため、寸法精度が非常に高い事から製品の生産以外にも、ダイカストやアルミ押出などの金型の製造にも活用されています。
金型は複雑な形状が多く、汎用フライスで製造するには非常に時間や技術が必要になりますが、一方でマシニングセンターは自動でツールを交換して連続で加工ができます。
~2~へ続く