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金属加工とバリ取り

2011.06.09 【加工について】

バリ取り、仕上げ加工とはやすりがけや、サンダがけのことをいいます。
“バリ”とは,材料を切ったり,削ったりした際に材料の角にできる”出っ張り”のことです。

なぜバリ取りをしなければならないかというと、
1、機械加工では,材料をバイス(万力)やチャックに固定して加工することが多く、

材料にバリが残っていると,材料がまっすぐに固定できないので,加工面が傾いたり,曲がったりします。
もちろん,小さい切り屑が挟まっていたりしても同様です。

2、バリがあると,部品の正しい長さを測定できない。

3、大きい工作機械を動かしているとき,作業者は,けがをしないように注意しますが、

何となく材料を持っているときや運んでいるときには注意を怠るので、バリで指をけがすることはとても多いのです。

バリを取り除く事で、良い部品、良い製品を作る上で欠かせない作業でもあり、
作業員の安全面にも関わるので非常に重要な作業です。

そのバリを取り除くには、バリ取り用のブラシを使います。
そのバリ取りブラシはそのバリ発生の原因や素材によってブラシ仕様が異なります。
ブラシの種類としましては、主にカップブラシ、ホイルブラシ、ネジリブラシ、バリーハンターなどがあります。
これらのブラシにはそれぞれバリ発生の原因や素材によって使い分けます。

カップブラシは、回転により力強くバリ部分をしごき弾きます。
ブラシ毛材はナイロン・砥粒入り、鋼線、ステンレス、真鍮などワークに合わせて最適なブラシを選定することができます。

ホイルブラシは、毛先でバリ部分をムチ打ち掻き上げるようにブラッシングを行います。

高速で回転するブラシ毛材の1本づつが束になりバリ部分をブラッシングしますので強靭な力でバリを弾き飛ばします。

ネジリブラシの外周部に広がった毛材は強い反発力を持っていますので、切り穴や通し穴部分のバリ取りを行います。
バリーハンターは底面・側面と面取り用のバリ取りブラシです。あらゆる円筒形のバリ取り、カエリ取り、さび取りに使用できるブラシです。
ブラシ外径は0.04と小径ブラシも製造可能です。

こういった種類別に分けて、バリ取りを行う事で、より効率よく仕事が進み、良いもの作りに繋がります。
金属加工とバリ取りのご相談はお任せください。

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