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アルミニウム合金の種類【5000系・6000系について】

2011.07.19 【アルミ押し出し/加工について】

アルミニウム合金には、添加元素の種類と量により性質が違います。
なので、製造の目的にあった最適な性質の合金を選択する必要があります。

アルミニウム合金には、代表的なもので、1000系、2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系などがあり、さらにその中でも分類されています。

■5000系アルミニウム合金
5000系のアルミニウム合金は、非熱処理型合金で強度があり成型加工性、耐食性に優れています。
また光輝処理後の陽極酸化処理で高い光輝度が得られるのも特徴です。。

5000系合金の具体的な用途は、例えば5083というMg含有量の多い合金で非熱処理合金としては最も強度に優れているため、船舶や車輌、科学プラントなどに使用されています。

■6000系アルミニウム合金
6000系アルミニウム合金は、熱処理合金で強度があり耐食性に優れています。
また陽極酸化皮膜処理で無色透明の皮膜が得られるという特徴もあります。

6000系合金の具体的な用途は、例えば6063というものは押出性に優れ、建築用サッシなどの構造材として使用されています。

今回は、アルミニウム合金の5000系と6000系についてでした。

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