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アルミニウム合金の種類【7000系・8000系について】
2011.07.21
【アルミ押し出し/加工について】
アルミニウム合金には、添加元素の種類と量により性質が違います。
なので、製造の目的にあった最適な性質の合金を選択する必要があります。
アルミニウム合金には、代表的なもので、1000系、2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系などがあり、さらにその中でも分類されています。
■7000系アルミニウム合金
7000系のアルミニウム合金は、アルミ合金の中でも最も高い強度を持っています。
その構成は、Al-Zn-Mg-Cu系合金と溶接構造用Al―Zn―Mg合金に分類できます。
7000系合金は、熱処理型の高力合金で高い強度の構造材や構造部品に最適です。
具体的な用途としては、Al-Zn-Mg-Cu系合金では、航空機やスポーツ用品などに使用され、Al―Zn―Mg合金では鉄道車両などに使用されています。
■8000系アルミニウム合金
8000系アルミニウム合金は、8000系合金に属さないその他の材料で構成されています。
例えば、急冷凝固粉末冶金合金や低密度・高剛性材として開発された Al-Li系合金などがあります。
Feを添加することで、郷土と圧延加工性を付加したアルミ箔用合金である8021、8079が電気通信用や包装用としても使用されています。
今回は、アルミニウム合金の7000系と8000系についてでした。
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