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ボール盤加工による穴あけ加工 ~2~
2020.04.16
【加工について】
ここまでご紹介したボール盤は普通に穴を開けるためのボール盤です。
いかに穴あけが得意な機械であっても特殊な穴あけには適していません。そこで登場するのが特殊な加工ができるボール盤です。
深い穴を開けるために開発されたのが『ガンドリル』という機械で、他にも深穴加工機械といったりもします。
この機械はマシニングセンターの小さいバージョンというとイメージがわくかもしれません。
ガンドリルまたは深穴加工機は一般的なボール盤と違って横向きに穴を開けるための機械です。コンピュータで制御して自動で穴あけ加工を行っていきます。
他にもタレットのついた『タレットボール盤』やNC装置のついた『NCボール盤』などもあります。
こうしたコンピュータで制御ができるタイプは、一度プログラミングをすれば連続で加工を行う事ができるので時間短縮に役立ちます。
もちろんそれだけではなく、自動で行う事によってキレイな穴あけができます。
ボール盤でできる加工は穴あけ加工ですが、穴あけ加工の他にりリーマ加工を行ったりざぐりようの穴あけをしたり、タップを使ってねじ切の加工を行う事もできます。
素材を取り付けて位置決めをしたら穴を開けるだけなので、非常に簡単に使える機械ですが、ドリルが高速で回転するので製品をしっかりと固定した事を確認してから穴あけ加工を行いましょう。