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押出成形の工程をご紹介

2020.04.20 【加工について】

押出成形とは金属を熱して加工しやすい固さにし、それを金型に押し付けて金型の形通りの製品を製造する技術で、長材の生産に適した加工技術です。
よく見かける押出成形の製品といえば、電線などがもっとも目につきやすいものかもしれませんが、もっと身近なものでアルミサッシなども実は押出成形で生産された製品なのです。

今回は押出成形の工程についてご紹介していきます。押出成形の工程を大きく分けると5つに分ける事ができ、それぞれをわかりやすく説明していきましょう。

第一の工程は材料を熱して柔らかくしたものを金型に押し出す工程です。柔らかくなった材料は高い圧力をかけて金型へと押出され、金型の中を通っていきます。

第二の工程は金型の内部を通って金型の形状に変形しながら金型の出口へと向かっていく工程で、歪みなどが生じないように次の工程へと押出されていきます。

第三の工程は水槽で冷却する工程です。金型から押し出された製品が変形してしまわないために、水槽へと送られ冷却されて形を整え安定され、次の工程へと進んでいきます。

第四の工程は引取機を通ってできて冷えた製品を引っ張っていきます。この工程では引っ張る強さを調節しながら製品の寸法通りに整える工程でもあります。
冷却が済んだとはいってもこの段階で引き伸ばして調節をするので、調節が効く程度の熱は持っていますが、加工している内に徐々に冷えて形状が安定していきます。

次の第五の工程がカットの工程となります。長材のままでお客様へと納品する事もありますが、多くの場合はお客様からどのくらいの長さにカットして納品して欲しいなどの希望があります。

なのでご要望通りの長さにカットをして形を整えて納品する事になります。
ご存知のように押出成形はどこから切っても全く同じ形状をしている素材で、千歳あめや金太郎あめなどを想像するとわかりやすいでしょう。

太陽パーツでは押出成形の金型の製造、製品の生産を行っています。短納期でも出来る限り対応できるよう努めていますので、金型の製造や押出成形での加工の事ならいつでもお気軽にご相談ください。

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