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プレス加工の長所と短所
プレス加工は金属加工の一つです。金型を使って製品の生産を行いますが、ダイカストなどとは違って金属の板を曲げて部品の生産を行います。
今回はプレス加工とは何か?そしてプレス加工の長所と短所をご紹介いたします。
加工はレス機械を使って行われますが、プレス機械には固定された金型と可動型の金型がセットされており、その金型の間に薄い金属の板をセットし、金型を合わせて圧力をかけてプレスします。
打ち抜き加工、曲げ加工、絞り加工などの加工を一瞬で行えるため、大量生産に非常に特化していいます。短時間に大量の製品を生産できるのはプレス加工ならではの長所でしょう。
例えば他のどの生産技術でもプレス加工の加工の速さには勝てないでしょう。形状にもよりますが1分間に40~50ショットの加工ができるといえば、どのくらいハイスピードで製品の加工ができるかがうかがえます。
さらに加工する材料が薄い金属なので、加工後の部品一つ当たりの重量が非常に軽いのも長所の一つでしょう。製品の軽量化を検討していたり薄肉の部品が必要だという場合にこれほど適した加工技術はありません。
他にも同じ材料を使って同時に違う形の製品の加工を行う事ができるのもプレス加工の長所です。小さな部品の生産も比較的容易です。もちろん短所もあります。
短所としては金型の形状に制限があります。どうしても複雑な形状は作りにくいです。だからそれを補うために部品の数がどうしても増えてしまいます。組み立てをする作業工程が増えてしまうという短所があります。
作業を行う方にある程度の経験と技術が求められるのも短所でしょう。安全に加工するためにプレス加工はケガをしないような工夫がされていますが、中にはケガをしてしまう方もいらっしゃいます。
また、どうしても加工が単純になりがちなので、難しい加工を行わなくてはならない場合にも技術や経験を必要とします。部品の生産をする時にどの加工方法を選択するかでかかる時間、コストが変わります。
プレス加工での製品の生産を検討されている方で、さらに詳しく知りたいと思っている方、コストや金型についてもっと知りたい方は、ぜひ太陽パーツへお気軽にご相談ください。