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マグネシウム合金ダイカストについて
2011.11.07
【ダイカスト】
マグネシウム合金ダイカストは、比重が鉄の4分の1、アルミニウムの3分の2であるため、ダイカストの中でも最も軽量で、機械加工が容易なダイカストです。
アルミニウム合金ダイカストと比較しても、機械的性質や単位質量当たりの比強度などはほぼ同等です。
ダイカストのような鋳造向けのマグネシウム合金として最も代表的なのものが、Mg-Al系になります。
機械的特性のバランスに優れています。ただし、耐食性にやや劣ります。
そこでZnを添加することで耐食性を向上させた、MgにAlを9%、Znを1%添加したMg-Al-Zn系合金である、AZ91系(JIS規格ではMDC系)になります。
このAZ91系がダイカストや射出成型機を使用するチクソモールディングなどに使用されています。
一般的には、MDC1D(AZ91D)、MDC1B(AZ91B)が多く利用されます。
また、特殊用途として利用されるのが、MDC2B(AM60B)、MDC3B,MDC4などのマグネシウム合金になります。
マグネシウム合金の呼称には、JIS規格による呼び方、ASTM合金記号による呼び方があります。
JIS規格では、主にMDC1Dなどの表記、ASTM合金記号では、主要合金元素を表します。またそれに続く数字により、添加されている元素の重量パーセントを知ることができます。
太陽パーツでは、通常のダイカストではなく、エコダイカストによりお客様にメリットのあるダイカスト方法をご提案しております。
マグネシウム合金を使用したダイカストも一度ご相談ください。
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