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プレス加工技術の最新技術について
2013.12.18
【プレス加工】
現在、さまざまな分野で最新のプレス加工技術が使われていますが、中でも自動車の部品製造では多くの革新的な技術の導入が進んでいます。
現在の自動車の駆動構造はモーターを主としたものへと徐々に変化をしはじめています。
駆動機構以外でも自動車には多数の小型モーターが使用されていて、中には1台の自動車に120個ものモーターが使用されているケースもあります。
こうした自動車用モーターの需要が急速に高まる中、モーターコアの生産でも画期的な工法が開発されています。
モーターコアは、厚さが0.15~0.50mmほどの電磁鋼板を数十枚から数百枚重ねあわせて作られており、このプレス加工には高度な技術が必要とされます。
モーターコアの生産で、打ち抜いたコア素材を単純に積み重ねると、材料の板厚誤差によって品質にバラつきが生じ、低品質のモーターコアが出来上がってしまいます。
従来、精密ストレートサイドプレスで毎分800回が限界スピードと言われていた回転数を、従来比50%アップの1200SPMという超高速で回転させる超高速の加工法によって、生産性の向上と同時に高品質な加工を実現することができるようになっています。
これらは、高速転積をおこなう積層装置、高速加工に対応した金型指令デバイス、高速素材送り装置、アンコイラの開発によって始めて可能となった最新のプレス加工技術です。
太陽パーツでは、プレス加工にも強みを持ちお客様のモノづくりをサポートしております。
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