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プレス加工の特長とコスト削減について
2014.04.21
【プレス加工】
プレス加工は金型となる工具の間に素材を挟み、大きな力をかけて工具の形に塑性変形させます。
このプレス加工には、打ち抜きの場合もあれば、単に材料を変形させる場合もあります。
プレスする対象の材料の肉厚にもよりますが、ほとんどの場合は工具にかかる力は極めて大きく、数十トンから100トンのものまであります。
工具(一般に金型と呼ばれる)に大きな力を加えるため、金型は剛性に長けた材料でなければいけません。ただし、硬くても、脆性(もろさ、壊れやすさ)が高い材料は金型を作るのに適していません。
また、製品の精度によって金型の精度も違うため、例えば精密なパーツをプレス加工するには精密な金型が必要になります。こういった金型は高価であるため、ロット(生産数)が大きい製品でなければ割にあわないでしょう。
それゆえ、プレス加工する製品は寸法精度のあまり高くない製品が適していると言えます。大型の農業機械や車のパーツなど、特に高い精度を必要としない部分のパーツを製作する場合、コスト削減にも有効的です。
プレス加工の良い点のひとつは、時間コストがかからないということです。
切削や切断、ワイヤーカット、プラズマ切断などに比べて極めて短時間で、製品が出来上がるので、人件費やその他もろもろのコストが削減できるのが特長です。
プレス加工での製品製造、プレス加工におけるコスト削減などをお考えの方は、太陽パーツまでお気軽にご相談ください。