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組み立て加工の中のひとつカシメ加工とは?!(2)【機械加工について】
今回は前回に引き続きカシメ加工についてご紹介いたします。
カシメ加工は、接着剤などを使うこともありませんので接着剤にかかる費用を削減することが可能です。
接着剤を使わないということもあってか、接合した部分がべたべたとしないのも特徴のひとつだといえるでしょう。
溶接などをしないので同じ素材同士を接合しないのであっても問題は起こりません。
つまり異なる素材であっても接着をする事が可能です。
もしも塗装などの表面処理をしていたとしたら、溶接をすると変色したり変質したりしそうですが、熱が加わることがないので問題が発生する心配はありません。
部品を破壊することがないので不良が出る心配もありませんし、管理がしやすいというメリットがあります。
カシメ加工の代表的な製品といえば、皆さまもご存じの洗濯機のドラムですよね。ねじや溶接個所がないので洗濯物を傷つけることがありません。
また、ファンヒーターの灯油タンクなどもカシメ加工を使って製造されています。上部で美しく長持ちさせたいものに利用される加工方法なのです。
カシメ加工には「ハゼ折りカシメ」といって外観が美しく強度や安全性が欲しい部品に行う方法、「シーミング」という強度と安全性が欲しい部品に行うカシメ加工の方法があります。
ほかにも「巻き締めカシメ」という異なる材質の締結をする時の方法、「スポットカシメ」といって方向に左右されないカシメの方法があります。
また「コーナーカシメ」というより強度が欲しい角の接着の方法もあります。
太陽パーツではプレス加工や板金加工などを行った時や、お客様のご要望の製品を作り組立をする時などに、製品に合ったカシメ加工を行っております。
詳しい加工や製品についてのご相談、お見積りなどがありましたらぜひ太陽パーツへお気軽にご相談くださいませ。