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進化を重ねるNC旋盤加工の基礎

2017.12.15 【NC加工】

NC旋盤は切削加工を飛躍的に進化させた画期的な発明です。NC装置を汎用旋盤に取り付けただけのシンプルな機械でしたが、そのおかげで自動的に加工を行う事ができるようになり、日本の製品の向上にもつながりました。
この機械は汎用旋盤の進化バージョンで、これまでは回転した金属に刃物をダイヤルを使って手動で近づけて、必要な加工を施していました。加工するのは端面や外形の切削です。
ある程度のテーパー加工やC面加工、そしてねじ切りを行う事もできましたが、ねじ切りを始めとした数々の加工は、長年のカンや技術を必要としていたのです。
それをNC装置が制御できるNC旋盤ができてからは、プログラミングとツールのセットさえしてしまえば、誰にでもできるようになったため、良い製品を量産する事ができるようになったのです。
NC旋盤という機械の基礎としては、回転している金属を削るという単純な作業が中心となります。もちろんある程度の大きさのものであれば、棒材を使って突っ切りを入れて切り落としながら加工をする事も可能です。
十数年前であれば、2軸の加工を行うのが主流でした。3軸以上の加工を行う時には、マシニングセンタと組み合わせて加工を行っていたのです。適材適所という方法が採用されていたのですね。
ところが近年ではNC旋盤の進化によって、3軸はもちろん5軸加工ができる多機能型のNC旋盤も使用されています。NC旋盤ができた当初は櫛刃型のものが活躍していました。
でも櫛刃型のNC旋盤だと取り付けられるツールの数が決まってしまうのです。そこで現在では櫛刃型の旋盤よりも、より多くのツールが取り付けられるタレット式の方が主流になっています。
他の加工技術の進化によって、加工する部品も減ってはきていますが、その分より精密な製品を作る時などに多いに活躍している加工技術なのです。
当然ながら事に金型の製造などに利用される事が多くなりました。他にも試作品などの製造を行う時などにもNC旋盤が大活躍しているのです。

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