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溶接や仕上げ加工まで一貫として行える板金加工
日本の板金加工の技術はとても高く、特に自動車の修繕をする技術はまさに職人技ですよね。
ところでそれとは別に金属加工でも板金加工という製造方法があるのですが、機械加工における板金加工は設計から仕上げまでを一貫として行う事ができる数少ない加工技術でもあります。
まずは設計図を展開していき、それぞれの部品を裁断する作業を開始します。裁断が終わったそれぞれのパーツに必要な加工を施します。
例えば穴をあけるとか曲げを加えるといった加工ですよね。これらの加工を施した後はいよいよ組み合わせをしていきます。
部品と部品同士をリベットやねじ、溶接などで接着していきます。この時にバリが入ってはいけないので、しっかりと面取りやバフをかけるなどをします。
溶接をした後で溶接した時にできた凹凸などを丁寧に修正して、塗装などが必要な時には加工後の処理を行って終わりです。
最近の板金加工用機械はNC装置がついているものも増えてきたので、昔よりもより寸法精度の高い製品を作れるようになりました。
それによって精度の高い製品を大量生産する事ができるようになるわけです。ちなみに仕上げまで一貫作業ができるので、比較的短納期で製品を手に入れる事ができるのも事実です。
優れた製品を作る事ができる板金加工なのですが、溶接をする時の作業だけは時間がかかってしまいます。
ですがこれは溶接による熱での変形があるためで、一度に大量に行えない分多少時間はかかってしまう印象を持たれるかもしれませんが、確かな製品のためには当然の時間だと言えるでしょう。
太陽パーツでは板金加工による精密加工を行っております。
もちろんバフ掛けや塗装処理なども行えるので、板金加工について知りたい方はお気軽にお声かけください。