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圧縮成形法の鍛造について~自由鍛造~

2013.05.09 【機械加工】

本日は鍛造と呼ばれる圧縮成形法についてご紹介いたします。
鍛造を利用して製造されるものには、ホイールや歯車、エンジン部品など、航空機の部品の製造にまで利用されています。

では、鍛造とはいったいどのような加工なのか?
簡単にいえば、専用の道具で金属素材の塊を押したり、叩いたりすることで成形する加工法です。

この鍛造加工は大きく3つの方法に分けることができます。

●自由鍛造
●型鍛造
●回転鍛造

それぞれの加工法についても簡単にご紹介いたします。本日は自由鍛造についてです。

▼自由鍛造
自由鍛造はさらに、冷間と熱間鍛造に分けることができます。
冷間鍛造は常温で行う加工であり、金属素材の一方を押しつぶしてねじやボルトの頭の部分を成形する【ヘッディング】があります。冷間加工で行うため、頭部になる部分が加工硬化されて硬度や強度が増すなどのメリットがあります。

他にも、油圧プレスや万力などの工具で素材を押しつぶす【アップセッティング】もあります。
アップセッティングによる加工では、金属素材が薄くなり、横幅が広くなりますが、摩擦が大きくなれば加工割れなどを生じるため、注意が必要です。

このように冷間鍛造で作られた製品や部品は”コールドヘッダー材”と呼ばれることがあります。

そして、熱間鍛造についてです。
熱間鍛造では、【鍛錬】を行います。鍛錬によりあらゆる形状に変形させることで、素材が特定の方向に弱い部分を無くすことができます。
例えば、線材もさまざまな孔型で形状を変えて、最終的には円形にする加工も鍛錬に含まれる、熱間鍛造です。

鍛造は、単純な金属加工で生産可能なため、工数や工具も少なくて済むなどメリットのある加工法のひとつです。

太陽パーツではあらゆる金属加工を得意とし、皆様の製品・部品づくりにメリットのある加工法をご提案しております。
金属加工・機械加工など、お困りの際にはぜひ太陽パーツまでご相談ください。

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