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冷間圧造加工(ヘッダー加工)について【ネジ量産にも最適な加工】
2011.08.11
【機械加工】
ヘッダー加工とも呼ばれる冷間圧造加工では、
冷間鍛造機械などにより、常温で一定以上の力を連続的に加えて塑性加工により圧造整形することを冷間圧造加工と呼びます。
ちなみに、塑性加工とは、金属材料を曲げたり、伸ばしたり、叩くなどの一定以上の力を加えて変形させることをいいます。
もとの形に戻らなくなる塑性という性質はとても重要です。
ヘッダー加工である、冷間圧造加工にはメリットがあります。
素材をそのまま加工することができるので、切削加工などと違い、材料の金属を無駄なく使うことができます。
冷間圧造加工は、加工スピードも速く、熱による歪みが少ないという温間加工と比較もできます。
またパンチとダイスなどの金型に超硬合金などを使用することで、圧造整形するので、製品の精度も高く、精度的には均一な製品を作ることが可能である。
冷間圧造による加工には、パンチとダイスの組み合わせを変えることで様々な製品が作れるようになります。
冷間圧造という名前ですが、常温で行うこの加工は、ネジの量産においてかなり普及している方法です。