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プレス加工における【絞り加工】について
プレス加工は金型を使って必要な形状に金属板を加工する事ができる加工技術です。比較的自由度が高く精密な製品を作る事も可能になりました。
そしてプレス加工にはいくつもの加工方法があるのですが、その中でも「絞り加工」という加工技術についてを、簡単ではありますがお話しいたしましょう。
絞り加工というのは金属の板を金型に挟み込み、金型と同じ形状になるまで高い圧力をかけて形成するという加工技術です。
イメージとしては金属の板を挟んで固定して、そこへ上下から金型を押し付けて、高い圧力でその金属を伸ばします。
つまり簡単に言うとプレス加工の絞り加工というのは、金属の伸びる性質を利用して金型と同じ形状にする加工技術なのです。
代表的な絞り加工の製品と言えば、アルミニウムでできた灰皿などがそうですね。あれも絞り加工の技術を使って作られた製品の一つです。
大量生産が可能になるため、安くて良い製品を作りたい時などにも利用されています。
絞り加工でできる形状もとても豊富で、円筒絞りといって円筒形にしたり、角筒絞りといってお弁当箱のような形状に加工する事ができたりします。
他にも異形絞りやすり鉢状になった形状に加工する事も、球体に加工する事も可能となっています。比較的自由度が高いというのも絞り加工の特徴かもしれません。
絞り加工に使う事ができる材料もかなり多く、ステンレスに鉄、アルミニウムや真鍮に銅など意外と使える金属が多いのも特徴の一つでしょう。
加工を行う時の時間も短いですし、何よりも絞り加工を行う事によって得られるメリットも大きく、製品の表面処理にも貢献してくれると言えます。
しかもコストの削減も可能なので、現在プレス加工の絞り加工での製品の製造を検討されているのならば、絞り加工で製品の製造をしてみてはいかがでしょうか。
太陽パーツではプレス加工の金型などの他に、プレス加工による製品の生産の依頼も受け付けております。詳しい事はホームページからぜひお問合せください。