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薄板の板金加工に大活躍なタレパン加工

2018.03.01 【板金加工】

タレパン加工はプレス加工の一種で、タレットパンチプレスの事を言います。簡単に説明するとパンチプレス機械に、抜きたい形の金型を取り付けます。
そしてプログラム通りにセットした金属板を撃ち抜いていく加工方法です。自動的にいくつもの製品を作る事ができるので、量産効果の高い製造方法であると言えるでしょう。
タレパン加工を行う機械はNC装置がついていて、ツールには金型をセットできる金型ホルダーがついていて、プログラムをする事で必要なだけ穴を開けてくれます。
つまり一度セットしてしまえば製品がプログラム通りに数種類の穴を開けたり、曲げたりする事ができるため、板金加工の中では非常に頻繁に使われている技術です。
開ける事ができる穴は、大小の丸形だけではなく角形や長方形にも対応しています。長丸の形状の穴もあけられます。人の手で穴を開けるわけではないので、精度も非常に高いのが特徴です。
複数の金型を使う事によって、完成品を作る事も十分に可能です。ただし薄板の製品を加工するのは問題がありませんが、3mm以上の板厚の加工を行う時には注意が必要でしょう。
あまり板厚があると金型の傷みが激しくなったりします。それ以上に板厚の場合にはフライスやマシニングなどの切削機械で加工する方が適しているでしょう。
タレパンでは単発加工で穴あけをするだけという加工もありますが、高速で金型を移動させて打ち抜いていく、ニブリング加工という加工法もあります。簡単に言えばパンチしながら切断していくような加工です。
これまでは曲げだけとか一部の穴を開けるだけといった使い方をしていたタレパン加工ですが、現在ではパンチ加工と曲げ加工とせん断加工を組み合わせた加工で完成品を作る事もできています。
金型の精度が高ければ高いほど細かな加工ができるので、色々な加工を上手に組み合わせて製品の製作を行うといいでしょう。
太陽パーツではタレパン用の金型の製作も、タレパン加工による製品の加工も行っています。今よりももっと精度の良い製品を、効率よく生産したいとお考えなら太陽パーツへぜひご相談ください。

 

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