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製品化に重要な役目を果たす板金加工の接合技術

2018.11.28 【板金加工】

板金加工はさまざまな分野で活躍しています。例えば工業用の機械のフレーム部分などには、板金加工で製造された部品を接合して製造されています。
今回は板金加工の接合技術についてをご紹介いたします。

金属板を加工して機械などのフレームとして使う時には、必ず接合作業を行わなくてはなりません。ねじ止めで止めるケースもありますが、多くは接合して安全性を高めています。
板金加工での接合技術には以下の三つの方法があります。
①ボルトやリベットを使った機械的接合法
この方法は接合するパーツにねじ穴をあけ、ボルトとナットを使ってしっかりとねじ止めをする方法と、リベットという部品を使って接着する方法です。
機械のメンテナンスなどを行う時のために、開閉を必要とする場所などに利用したりします。リベットを使って溶着する場合はすべてを溶着しなくても済む場所の接合に向いた技術です。
ボルトやリベットで接着すると、一部に亀裂が入ったとしても全てに亀裂が入らないというのもメリットでしょう。ただし剛性を考えたらボルトやリベットの数を多く必要とします。
工程数が増えることにつながりコストがかかったり、その分総重量が重くなってしまうのもデメリットです。

②接着剤などを利用して接合する接着剤接合法
この技術は異材同士を接着させる事が容易なため、多くの部品の接着に利用される接着技術です。接着剤を使う事で短時間で接着できるのが特徴です。
接着剤を使う事で熱などを発さないため、熱による変形やそのままの材質の特性を活かす事が可能です。リベットやボルトなどよりも見た目もすっきりとしています。
また、電気や熱などの絶縁効果も期待できます。ただし物が大きくなると接着効果を得るための時間がかかり、固定させておく必要があるのがデメリットと言えます。
接着剤を使用するため耐熱効果に限界があるというのもデメリットだと言えるでしょう。

③溶着などの治金的接合方法
この方法は溶接などでパーツを接合する方法です。比較的自由度が高いのがメリットで、短時間で溶着する事が可能となるのもメリットだと言えます。
ぴったりと密着させることができるので、気密性が必要な時や水密性を必要とする時に最適な接着技術です。組み立ての時の工程数も他の接着方法と比べると少なく済みます。
これらの板金による接着技術は組み立てる製品の大きさや用途などによって変える必要があります。それぞれに最適な接着技術を使えば、効率的に製品の生産ができるわけですね。

太陽パーツでは板金加工の技術に自信があります。お客様の要望に沿った製品の生産を心掛けています。
製品の生産や組み立て機械の製造、金型の製造のをお考えでしたら、ぜひ太陽パーツへお気軽にご相談ください。

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