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キャビティを取り外すことのできる構造
2011.05.30
【機械加工】
太陽パーツの製品のひとつに「エコダイカスト」というものがあります。
これは、小ロット生産に最適なもので、通常のダイカスト製法とは少し違った方法をとっています。
特に違うのは、キャビティ部を取り外すことのできる構造になっている、という点ではないでしょうか。
キャビティというのは、レーザー共振器のことを指しています。
レーザー共振器の構造は、特定の波長を持つ光に対して共鳴するように作られた共振器の中に、レーザ媒質を入れることでできあがります。
もともと「キャビティ」という言葉は、光学分野では「空洞の何らかの空間」のことを指し、特に光が閉じ込められる空間のことを言うものです。
これを元に、鏡などによってつくられた特定の空間に光を閉じ込める構造から、キャビティという名がついているんですね。
この部分は通常のダイカストの場合は、取り外すことはできないため、交換の際にはすべてを交換する必要がありますが、エコダイカストならキャビティ部だけを交換すればいいので、ユーザーのみなさんの負担も少なくすることができるというメリットがあります。
エコダイカストについてのお問い合わせは、太陽パーツまでお気軽にご連絡ください。