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ロストワックス製法での部品製造
2021.04.09
【ロストワックス】
みなさん、こんにちは!
今回は、ロストワックスによる部品製造をご紹介いたします。
ロストワックス製法はロウで製品の原型を作って、その周りを鋳物砂や石膏で覆い固めます。全体を加熱する事で製品形状のロウを溶かし出して除去します。そうすると製品形状の空洞が出来ますね!その空洞に溶かした金属を流し込むといった製法です。 複雑な形状の製造が可能なので、複数の部品の一体化など合理化に用いられることも多い製法です。さらに、製品の材料はダイカストのようにアルミに限定される事が無いのです。
なんと!ステンレスでも注型が可能なんですね。その一例をご紹介します。
ある船舶関係のお客様に各種センサーをカバーするための保護金具を製造したいとご相談を受けました。
お客様のお話によると、複雑な形状の上に沿岸地方で使用するために塩害に強い材料が良いとの事。それならばと、ロストワックス製法によるステンレス材を使用することを提案し、製造する事になりました。
注型した製品がバリ取りや表面加工、また精度が必要な部分は後加工が必要になります。が、お任せ下さい!
NC旋盤による機械加工や電解研磨も可能です。こうした複数の工程を注文書一つで最高の品質で納品できるのも「太陽パーツ」ワンストップ・オペレーションのなせる技です。