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砂型鋳造でのコストダウン
2021.04.30
みんさんこんにちは!
砂型鋳造をご存じですか?
鋳造の中でも紀元前300年以上前から取り入れられている製法です。砂を材料とした型を作って、加熱して溶かした金属を流し込み成形する製法のことをいいます。
上下に分割した2個~数個の型枠を使って型込め(製品形状の模型を砂に埋めて型を取ること)し、それらを組み合わせて鋳型を作ります。砂型は鋳造が終わると鋳物を取り出すために壊す必要があります。
鋳造製法で用いられる型には、今回ご紹介する砂型の他にも、金型があります。
しかし、砂型のメリットとしては「初期投資(型費用)が安い」「小ロットに対応できる」「複雑な製品形状が製造可能」「大きな製品形状が製造可能」「鋳型のコストが低い」などがあげられます。
金型鋳造では金型製作後の変更は日程が必要であったり、コストがかかりますね。
一方、砂型鋳物は模型を砂で反転させる製法のため、製品立上げ後の型の変更が容易で短期間で修正する事が可能です。結果コストを抑えることも出来ます。
寸法精度や鋳肌は金型鋳造にやや劣りますが、形状・大きさでの制限が少なく、様々な製品を造る事が可能な製法です。
太陽パーツでは、「ダイカスト」「ロストワックス」「砂型鋳造」「グラビティ」など多くの鋳造製法を選ぶことが可能です。
お客様の課題を解決するために最善の製法を選んで提案することが出来ます。