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ダイカスト表面処理<化成処理>
2021.05.29
【表面処理】
今回の商材はダイカストに特殊表面処理を施すご紹介です。
特殊表面処理とは「プラズマ化成処理」です。
例えば、「乱反射は起こしたくないし、カーボンは使いたくない。でも、黒色にしたい!」
というご要望に対して提案させて頂きました。
今回の商材は照明器具で乱反射を嫌い、絶縁性も重要です。
また、外観部分もありますので外観品質にも拘りたいということで
提案させて頂き、採用して頂きました。
この商材はダイカストなので、鋳造地肌には「湯模様」が現れます。
これは溶けたアルミが金型内で流れるときに発生する模様なのですが、
通常のアルマイトではこの模様が明らかに出てしまうのです。
ところがプラズマ化成処理すると、外観が綺麗になるメリットだけでなく、
乱反射を防ぎ、カーボンを使用していないため絶縁性の良い表面処理となります。
こういった所で使用したいお客様のご要望にお応えさせて頂いけます。
プラズマ化成処理の膜厚は、通常であれば黒アルマイトとさほど変わらない
5µm~10µmになります。
耐光性が優れているということもメリットの一つなので長い目で見て頂くと
交換頻度が少なくて済むという点で長期的にコストメリットが出ると思います。
この他にもお客様のお困りごとにあらゆる見地からご提案させて頂きますので
ぜひ、「太陽パーツ」にお声がけ下さい!