今回は、ベアリングに使われる部品についてご紹介いたします。

これまで、この部品は強度が必要なため切削で作られていました。
お客様のご要望は、コストダウンのため焼結に変更しようとしたらしいのですが
強度が足りないということでご相談していただきました。

生産数も10,000個と多く、強度を確保して、型物で作れる製法ということでＭＩＭという製法を選択しました。
ＭＩＭを選んだ理由は、初期投資は必要であるものの、数量が多く単価メリットがあること、
さらに強度を確保できるという事がポイントでした。
また、焼結という製法よりも、原材料の金属粉が細かく、高い強度を確保できるＭＩＭ製法を提案させていただきました。

お客様からも当初行っていた切削品よりもコストが大きく抑えることが出来たということで喜んで頂いております。

ＭＩＭ材料に関しましては、焼き入れが出来る材料も含めてバリエーションが焼結材料と比べて圧倒的に多いため、
強度が必要で大量生産の場合はＭＩＭ製法をご提案させて頂いております。

このような高強度、高剛性、大量生産が必要な部材で、コストダウンや性能確保でお困りのお客様は
ぜひ、「太陽パーツ」にご相談ください！