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アルミ押出しの不良の原因について

2013.08.23 【アルミ押し出し】

アルミ押し出し成型において表面にひび割れが生じることがありますが、この損傷は加工材とダイス(押し出し加工する際の金属の出口)の表面メタルとの間のせん断力によって生じます。
その傷はテアリングと呼ばれ、これが起こると製品は低品質な物や、不良品となってしまします。

この不良の原因は何でしょうか。

一般に、温度設定や摩擦、押出し速度が速すぎるなどの要因が挙げられます。

また、温度が低すぎると素材が金型に固着してしまい、不良となります。
摩擦が大き過ぎたり、周辺と内部で温度差が激しいと不純物や酸化物が製品の中心部に集まり、不良が生じます。

さらに、金型の設計も不良を起こさないポイントのひとつです。
素材となる材料は流体として扱われるので、もし流体力学的な問題が金型にあれば、製品内部にヒビや空隙が生じることがあります。

他にも、押出し成型された製品の表面に、押出し方向に直線的な筋がつくことがあります。
これは、金型に素材が固着したまま製造を続けている場合に起こりやすいので、押出し加工中は注意が必要です。
潤滑材の選定やダイスの形状、圧力の調整は、製品品質に密接に関係しているので、注意深くする必要があります。

このような不良を克服して押出しが完了したアルミニウムは加工、塗装され、材料として出荷されます。

太陽パーツでは、豊富な実績とノウハウをもとに不良対策にも力を入れております。
また、失敗を恐れずにお客様にメリットになるような製品製造を行っておりますので、アルミ押し出しから、その後の機械加工まで、ぜひ一度ご相談ください。

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