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複雑な形状のアルミの押し出し
2020.11.21
【アルミ押し出し】
今回は、農耕機器メーカー様から依頼された部品製造のお話をご紹介いたします。
そのお客様は、新規事業としてマンゴーのハウス栽培を行う際に使用する温度調節器を考えておられました。
お声をかけていただく前は、中国の工場に頼んでいたのですが上手くいかず国内でアルミの押し出しを扱える企業を捜していたようです。
この温度調節の部品は筒状のパイプにお湯を通して、そのパイプから放射状にフィンが広がるような形状の複雑なものでした。
そのため、アルミの押し出しいが構造上好ましいと考えておられましたが、複雑な形状な上に寸法も決まりが無いといった事から、アルミの押し出しメーカーの中には断る所もあったようでした。
しかし、太陽パーツはアルミの押し出しを得意としており協力会社も5社いたため、この条件で行えるメーカーと協力して製作することになりました。
こうした形状の場合、枝のように伸びたフィンだと形状が保てなくなると考えるアルミの押し出しメーカーが多かったのですが、お客様の方は、キッチリした寸法よりもフィン同志がくっつかなければ性能には影響が出ないという事でしたので私たちの協力会社もチャレンジしてみましょうという流れになりました。
当初、新規事業のため、成功するか作ってみないと分からないような状況だったこともあり、生産は少量からのスタートでしたが、現在では受注も増えて、新しい形の製品もご相談を受けております。
太陽パーツでは、アルミの押し出しを行う協力会社が5社あるという強みを活かして大量生産から小ロット生産、試作品の生産まで行える仕組みを持っています。
アルミの押し出しでのご相談は是非、太陽パーツまで、ご連絡下さい。