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アルミ押出しに使われる金属の素材とは

2016.12.07 【アルミ押し出し/加工について】

私たちの暮らしの中で重要な役割を担っている金属加工。その中でもアルミ押出は私たちの暮らしている住まいや、職場などで使われている建具などに密接な関係がある加工技術です。
今回は、アルミ押出に使われる金属の素材についてを、できるだけわかりやすく説明していきましょう。

・アルミ押出に使われる金属とは?
使う事ができる金属は数多くあると思われがちですが、実際にはそれほど多くの合金を使う事はできません。もちろん決して種類が少ないわけではありません。
基本的にはダイスと言われる金型よりも柔らかければ押出成形はできるので、アルミニウムだけがアルミ押出に使われている金属であるというわけではないのですね。
例えばアルミニウムに銅を合わせた合金が使われたり、ケイ素や亜鉛を合わせた合金が使われたりする事もあります。これらのアルミ合金はその特性を活かせる加工法で成形されるのです。
アルミニウム合金というのはアルミニウムを主体として他の金属元素を混ぜて、アルミニウムの特性にプラスしたい要素を取り入れたハイブリッド金属という事になります。

・製品に強さが欲しい時には銅を合金!
アルミニウムに銅を混ぜたらどんな金属になるのでしょうか? 実は皆さんが目にする機会も多い『ジュラルミン』という、軽くて丈夫な金属ができあがるのです。
ジュラルミンにはアルミニウムと銅の合金だけではなく、アルミニウムと亜鉛、そしてマグネシウムを混ぜた合金もあります。これは超々ジュラルミンなどと言われていて、とても丈夫な金属になるのです。
また、アルミニウムとマンガンを合金する事によって、非常に耐食性の高い合金ができあがりますが、これもアルミ押出などに使われる合金の一つですね。
家の建材の材料として使われたり、自動車などのエンジンなどの部品加工に使われたり、鍋に使われたり望遠鏡などに使われたりもしています。

・アルミニウム以外の金属
電線やワイヤーなどを作るのに使われている代表的な金属と言えばやっぱり銅ですよね。素材自体が柔らかいので管、針金、チューブ、ワイヤーなどを押出で製造しています。
銅は熱間押出で成形します!
鉛やスズも針金やチューブ、管といった銅と同じような製品に加工して使われています。やはり熱間押出で成形されます。マグネシウムもとても重要な材料だと言えます。
例えば航空機の部品の加工を行うのに使われていますね。アルミニウムと同じような特性を持っているので、アルミ押出成形に向いている金属であると言えるでしょう。
鋼やチタンも意外かもしれませんが押出で加工を行います。チタンの場合は航空機部品や自動車の部品などに使われています。鋼は鉄だけではなくステンレスなども加工ができます。
他には合成繊維や合成樹脂などの材料を加工する事も可能です。

いかがでしたか? アルミ押出ではさまざまな素材を加工できるという事がわかりました。
太陽パーツではアルミ押出にも高い技術を発揮しています。コストダウンをしたいと考えている方はぜひ一度お気軽にご相談ください。

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