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アルミニウムの特性と相性の良い押出し成形とは~2~
今回も前回に引き続き、アルミニウムという金属の特性と、その特性を活かした相性の良い加工法としての、押出成形についてを説明したいと思います。
・アルミニウムの特性~柔らかく耐食性にすぐれ再生しやすい~
ちょっと強く当たるとへこんでしまったり傷ができたりしますよね。アルミニウムはとっても柔らかい金属です。柔らかくて軽いという性質なので加工がとてもしやすいのです。
さらにアルミニウムは他の金属と違って再生しやすい金属でもあります。現在地球上にあるアルミニウムだけでも永遠にリサイクルができるともいわれているくらい再生しやすい金属なのですね。
ただしこれらの性質があるからこそアルミニウムだけでは強い製品は作れないのです。そのためにアルミニウム合金という形で弱点を補っているのです。
・アルミニウムと相性が良い押出成形とは
アルミ押出加工はダイスという金型を使って金属を加工する加工方法です。強い力で材料のアルミ合金を押して金型通りの形状の製品を作る加工方法です。
簡単に言えばところてんをイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。金型に材料を通して製品を製造するわけですが、この押出成形を行うのにアルミニウムが適しているのは先ほど説明した通りです。
アルミニウムは柔らかくて軽くて再生利用が容易なので、押出し成形ととても相性がいいという事になるわけです。
さらに製造された製品は冷やされて反りなどの歪みを直したあとで、アルマイト処理などの処理を行いますが、この処理もとてもしやすいので、一つの工場で一貫作業ができるメリットがあるのです。
太陽パーツではアルミ押出の製品を、金型から最後の表面処理まで一貫として行っています。さらに詳しい情報や見積もりなどがありましたら、お気軽にご連絡ください。