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アルミ押出材の魅力のひとつ【複雑な断面図】
アルミ押出材の魅力は何と言っても複雑な断面図にあります。こんな形状もアルミ押出でできるものなのかと驚かれる方もおられるでしょう。
何となくアルミ押出というと、L字型の建具とかサッシのイメージが多いかもしれませんが、より複雑な形状の製品を作り出す事が可能になっているのです。
なぜそんなに複雑な形状の製品を作る事ができるのかというと、それは金型とも言えるダイスの自由度が高いからです。
柔らかくなった金属(アルミ合金など)がダイスの複雑な形状を通って製品の製造が行われるため、ダイスの形が複雑であればあるほど複雑な形状の製品ができる事になります。
ダイスには「ソリッドダイス」と「ホローダイス」とがあります。ダイスの複雑化によって、これまではできなかった製品を作る事が可能になったわけです。
先ほど説明した中には建具が多いと言いましたが、近年のアルミ押出製品には建具に縛られる事なく、工業、農業、化学、輸送、などに携わる製品に利用されるようになりました。
例えばR形状のダイスを使って切削加工による二次加工を必要としない製品や、太陽光パネルの部品などにも使われたりしています。
また、輸送に関してはトラックの部品として数多くの製品がアルミ押出技術によって作られているのです。ただしそのためには緻密な設計が必要となります。
他にも以前だったら木製のパレットなどを使っている運送会社も多かったのですが、近年ではアルミ押出で作った金属のパレットの利用も多くなってきました。
さまざまな分野でアルミ押出の技術は利用されているのです。もちろん自由度が高いのでアイディア次第では新しい製品も生まれる可能性も否定できません。
太陽パーツでは複雑な形状のダイスの製造と、製品の生産を行っております。金型製造技術には自信と定評があり、お客様のニーズに応える金型、ダイスの製造を行っております。
こんな形状の製品はできるか?と疑問に感じた事や、製品製造のご相談もお気軽にご連絡ください。