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純アルミとアルミニウム合金について~その1~
2018.12.04
【アルミ押し出し】
アルミニウムはあらゆるところで使われています。その代表的なものが1円玉でしょう。アルミニウムはとても柔らかく加工しやすい曽合なのです。
ところで、アルミニウムをそのまま使用している製品と、アルミと別の素材を合わせたアルミニウム合金というのがあるのをご存知でしょうか?
今回は、純アルミとアルミニウム合金のそれぞれの特性と、用途そして違いについて2回に分けてご紹介いたします。
純アルミとはアルミニウムのみという意味です。純アルミの特性は軽くて錆びにくく、柔らかいので加工がしやすく電気を通します。
磁気は通しませんが熱は良く伝える性質があります。しかも柔らかいのに比強度が大きいので非常に強い金属です。
冷蔵庫などでも使われている通り、低温に非常に強いのです。溶けやすいので鋳造などに適しています。さらに喜ばしいのは毒性がありません。
だからアルミは口に入るものなどにも使われているのです。再利用して使う事ができる材質なので、材料を無駄にする事がありません。
接合が必要な場合でも接合しやすいという特性を持っています。一方でアルミニウム合金はどうでしょうか?
一見すると純アルミは素晴らしい金属のように感じます。でも純アルミにも弱点があるのです。それが柔らかすぎるという点です。
これを克服するためにアルミニウム合金にするのです。
次回は、アルミ合金の種類についてご紹介致します。太陽パーツでは、アルミニウム合金を使った製品づくりもサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。