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加工性が良く需要の多いアルミニウムの豆知識~②~
今回も前回に引き続きアルミニウムについてお話します。アルミニウムがさまざまな製品に使われるようになった理由の一つとして、非磁性であるという特性があります。そのため磁気を帯びると困る製品にはアルミニウムが使われるようになったのです。
パラボラアンテナやコンパス、計測機器や電子医療器具なども磁気を嫌います。ほかにも様々な分野でこの特性が注目を浴びており、今後も活用の幅が広がります。
しかも通電性が高く銅以上の通電性があり、現在では銅からアルミニウムの高圧線や送電線のおよそ99%を担っているのです。
自動車部品にもよく使われるようになった背景には、アルミニウムの熱伝導性と軽さと丈夫さが関係しています。特に自動車やバイクのエンジンにはアルミニウムが適しているのです。
熱伝導率が良く電気通電性が高いだけではありません。低温にも非常に強いので宇宙開発や超低温で生産される最先端の分野でも活用が期待されています。
また溶融温度が他の金属よりも低いので、金型を傷める事なく製品の生産を行う事ができます。アルミダイカストやアルミ押出などの技術がさらにアルミニウムの活躍の場を広げたと言っても過言ではないでしょう。
溶接やはんだ付けにリベット接合など接合のしやすさも注目すべきです。さらに他の金属と違ってガス放出率が小さいため、真空装置などにも使われています。
そして他の金属よりも特に優れているのはリサイクルのしやすさです。例えば不良品が出たとしても溶かしてまた再利用する事が可能です。材料を無駄にする事が無いのでエコを求められる時代にマッチした金属なのです。
これらの特性があるからこそアルミニウムは世の中に広く普及し需要が高まっているのです。
太陽パーツではアルミニウムを使った製品の生産を迅速に行っています。短納期であっても可能な限り対応できるよう努力をしています。
また、金型の技術から生産を行っておりますので、ぜひ太陽パーツへお気軽にご相談ください。