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軽量で強くさびにくいアルミ押出の基本

2019.05.13 【アルミ押し出し】

アルミ押出とは何か?アルミ押出とは金属加工技術の一つで、600度程度に温めたアルミ合金をダイスという金型に高い圧力で押し付け、製品を製造する金属加工技術の一種です。生産される製品は長材で、建材やワイヤーなどの加工などに用いられます。大きなものの中には大きな鉄骨なども含まれています。大量に製品の生産を行う事ができます。

アルミ押出で製品の製造を行うには製品を製造するために必要な金型を使いますが、金型にはホローダイという中空部のある形状の製品を作る時に使う金型で、オス型とメス型を組み合わせて使います。
ホローダイはより複雑な形状の製品の生産に欠かすことができない金型です。もう一つはソリッドダイと言われる中空部の無い押し型を使います。例えばアルミサッシやL字型のアングルなどの生産に使われます。
円形のワイヤーなどの生産を行う時にもソリッドダイを使って製品の製造を行う事になりますね。

アルミ押出で製品の生産を行う場合には、ビレットというアルミ合金などの材料を温めてコンテナに入れ、後ろからステムでビレットを使ってダイスに高圧で押し込みます。
すると押されてダイスを通って製品が出来上がります。製品が冷えて反ったり曲がったりしないように製品の前後を掴み、ゆがみが出ないように冷やし固め必要な長さにカットするのです。
さて、押出に使われるアルミ合金ですが、アルミは「軽い」「錆びにくい」「腐食しにくい」「通電性が優れている」「表面処理がしやすい」「再利用できる」「加工しやすい」といった特性があります。これらの特性も重要ですが、金型も金属で作られているので溶融温度が他の金属よりも低いアルミ合金は、金型を傷めにくいという理由も非常に重要視されています。さらにアルミは他の金属と合成する事がしやすいので、アルミニウムの弱点を補ったり、他の金属の良い部分を取り入れやすいというメリットもあるのです。

比較的細くて長い製品の生産に向いているとされていたアルミ押出ですが、近年では大型の押出機械の生産が可能になったため、大型のビルの鉄骨などの生産にも活用されています。
太陽パーツではアルミ押出の金型の製作、製品の生産までを請け負っています。高い生産性で短納期の製品にもできるだけ対応しております。お気軽にご相談ください。

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