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アルミ押出しで複雑な断面も容易に!
金型に材料を押し当てて圧をかけて任意の形状に変えるのが「押出加工」です。簡単にいえば複数の穴が空いた長細い箱に入れたところてんを、後ろから押すと細長いところてんが出てきますが、まさにところてんこそが押出し技術そのものです。
アルミ押出は素材をところてんからアルミニウムに変えたもので、押出機械に金型をセットして素材となるアルミを加工しやすい温度にしてから「コンテナ」に入れ、後ろからステムで前方へと押出します。
押出された材料は前方にあるダイスという金型の中を通ってさらに前方へと押出されていきます。この時の金型は任意の形状になっているので出てきた素材は金型の通りの形をして出てくるわけです。
平均的な温度はおよそ600℃ですが、素材を温めてダイスに通すのを熱間押出と言い、常温に近い温度で押出して製品の製造を行うのが冷間押出です。この二種類の方法の違いは加工後の性質の変化が関係しています。
熱を加えると脆くなってしまう素材を加工する場合には冷間押出を、その心配の無い場合には熱間押出で製品の生産をするのが一般的です。
アルミ押出で使用する金型は簡単な形状から複雑な形状のものまで対応できます。アルミ押出の金型であるダイスは自由度が高く、複雑な形状であっても心配ありません。
太陽パーツではより複雑な断面形状の金型の生産を、3次元データから製作する事が可能です。余計な時間がかからないだけではなく、必要以上にコストをかけたくないという場合におすすめです。
また、試作を行うのに金型を生産してから作るとなると、コストがかかってしまうので、板金や切削加工を駆使して試作品を生産し、納得がいく形状の製品の生産を可能とします。
複雑でアルミ押出では難しいのではないか?と悩んでいるのであれば、太陽パーツへご相談いただければ最適な方法で安定した製品の供給をお約束いたします。