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アルミ押出し製法の熱間押出しと冷間押出しについて

2013.08.01 【アルミ押し出し】

アルミ押出しは、主に住居スペースにおける窓、玄関ドアなどの冊子に用いられるアルミサッシの原料となるアルミ材を成形するために用いられる製法です。

アルミは冷間処理も熱間処理も可能で、押出しに向いた素材といえます。

熱間押出しとは、材料を熱して再結晶する温度より高い温度を保って加工硬化を防ぎ、材料が金型を通りやすくする技法です。この熱間押出しは、機械設備が非常に大きいため、取り扱いが容易ではなく、維持費もかかります。
液圧式プレス機を用いて、最大10000トン以上もの力で、700MPaの圧力下で、押出しを行い、任意の形状のものを製造します。

それに対して冷間押出しは常温かそれに近い温度で行います。
熱間押出しに勝る利点は酸化されにくく、強度が高くなり、熱膨張による変形が少なく、仕上がりの表面が比較的滑らかです。

また、高温になるともろくなる材料の場合、冷間加工を利用すれば押出し速度を速くできるというメリットがあります。

冷間加工の用途例としては、容器用のチューブ、消火器の容器、ショックアブソーバーのシリンダー、自動車エンジンのピストン、ギヤブランクなどがあります。

さまざまな押出し加工法は材料の性質、製品の使用用途などによって、ふさわしい加工法を用いなければなりません。
アルミ押出し材を製造される方で、新しいものを作りたい時、現在悩みを抱えられている方は、ぜひ太陽パーツまでお気軽にご相談ください。

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