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アルミ押出し材の製造から出荷までの流れ
2013.09.24
【アルミ押し出し】
アルミ原料のボーキサイトが加工され、アルミ押出しに用いられる最初の形、ビレットが造られます。このビレットと呼ばれるアルミの塊を加熱し、押出し工程に入ります。
ビレットは押出し用の地金となります。
押し出し機に入るとピストンのような押出し機によってトコロテンのような形で、熱された金属が押出されます。出口の部分はダイスと呼ばれ、ダイスは様々な形があり、大変複雑な形であっても押出し時には問題なく成形されるので、ダイスは顧客のニーズに合わせて様々な形状のものが考案されます。ビレットは400度から500度に加熱され、ダイスの断面に応じて、成形されます。
その後、長尺状のバー材が出来上がり、空冷によって冷却されます。両端を引っ張ることによって形状を安定させ、精度を向上させます。出荷時は適切な長さに切り分けられ、製品とされます。
表面加工処理が行われる場合、酸化膜を生成させることで、表面性状は飛躍的に向上し、アルミニウムに耐久性、耐食性を持たせます。表面処理を行うことによって製品の品質が向上するだけでなく、外観の美しさも良くなるため、住居スペースに置いて、内装の一部となるアルミサッシなどは、入念な表面処理や着色が行われます。
太陽パーツでは、アルミ押出し材の製造、二次加工、表面加工、さらに必要な場合は組立作業も行い、お客様のもとへお届けしております。アルミ押出しに関することでお悩みのことがございましたら、ぜひ一度太陽パーツまでご相談ください。