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アルミ押し出し加工で使われる金型の寿命
2016.02.02
【アルミ押し出し】
通常、金型というのは非常に硬い金属でできており、アルミよりもずっと高い温度で溶ける金属でできています。
いくらアルミよりも高い温度で溶けると言っても、やはり熱いアルミを流すわけですから傷まないわけがありません。
溶けた金属を流し込むだけではなく、溶けたアルミを流し込んで圧力をかけて押し出して成型します。
そのため金型の傷みにも気を遣わなくてはいけません。
溶けたアルミを流し込んで成型する際、圧力をかけて押されるために金型は『ヒートクラック』と言われるひび割れなどが起こります。
アルミの融点よりも高い温度で溶けだす金属でも、やはり熱い金属が流れて圧力がかかるため、どうしても『溶損』という金型が変形する破損が起こってくるのです。
そのままの状態で金型を使う事は、より早く金型の寿命を縮める事になります。
アルミ押し出しを行う時には、その都度メンテナンスを行いながら製造をする事になるのです。
特に複雑な金型だと、より複雑な形状の部分に圧力がかかりやすくなるので、金型が変形しやすくなってしまいます。
金型に付属している部品も、複雑で小さいほど摩耗や損傷が激しくなるので、毎回メンテナンスを欠かせないのです。
この事から、金型と製品を依頼する時には、より金型に優しい製造方法をする必要があり、メンテナンスもしっかりとしていなければいけません。
どのくらいの頻度で金型のメンテナンスをしなくてはならないのかについては、金型の製造方法によっても変わってきます。
太陽パーツでは、金型の寿命に対してもしっかりと対応していますので、金型やアルミ押し出しの製造でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。