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ステンレス加工のメリット・デメリット
金属加工で製品を作る時、材質に注目をして加工の依頼をされるのではないでしょうか。
その製品がどのような用途に使われるのかによって、使われる材質は決定するものです。
さびにくく、いつまでも美しいステンレスの用途はかなり高いはずです。
ステンレスという素材は、さびないことが一番の特徴だと言われています。
かに酸化しにくいために家庭のあらゆる場所で使われています。
水回りの製品などにステンレスを使うというのはよくある事ですが、実はステンレスという材質は鉄からできているのです。
もちろんただの鉄ではすぐに酸化してさびてしまいますが、ステンレスは鉄にクロムを混ぜてある合金として生まれた金属なのです。
ちなみにクロムという物質が多ければ多いほどさびない鉄になると言われています。
しかしステンレスは、加工をする際、簡単そうで簡単ではないというやや癖のある材質です。
ステンレスは加工する時に粘着質な特性を持っているため、加工の方法によっては切り粉などが絡む事もあります。
そのため切削する時の速度や切込みの量、チップなどの素材などにも注意する必要があるのです。
また、ステンレスはプレス加工をする事によって、硬くて丈夫な製品を作る事ができ、いつまでも美しい見た目を保つ事もできます。
しかし、熱や冷えが極端だと割れたりする事があるので注意しなくてはいけません。
このことからステンレスは、性質を知っていないと怖い素材だと言われています。
特に溶接をする時には、熱で影響を受けて粒界腐食をする可能性があります。
熱の影響で溶接した付近が腐食してしまうのです。
こればかりは防ぎようがなく、経験を積み重ねた熟練の技で回避する事が望ましいと言われています。
簡単そうに見えて意外と癖があるのがステンレスという素材です。
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