ブログ
半自動溶接機によるコストダウン
2020.12.13
【ステンレス加工】
今回は、半自動溶接機による部品製造についてご紹介いたします。
ある医療機器メーカー様から、「介護ベットの柵を中国で作っているが品質が安定しなく
困っている」との相談を受け、弊社では、溶接専門の工場があるため案件を受注しました。
中国で製造を行う際に出ていた問題として、組み合わせて溶接をする際に生じる歪をどう解決するかがポイントになりました。
人の手で溶接を行うと、どうしても発生する熱によって歪が生まれてしまいます。
そのため今回は、所有している半自動溶接機を使って、各パーツを溶接ジグにしっかりと固定し、ポジショナーにセットして一度に両面溶接する方法をとりました。
介護ベットの製造において重要なことは寸法管理と安全性です。
そのため、半自動溶接機による溶接は、一度に両面溶接が出来ることとスピーディーに
安定した溶接が出来るという部分で大きくメリットが生まれます。
また、工数も減らすことが可能になるため、人件費の削減と合わせると15%のコスト削減を実現出来ました。
この様に太陽パーツでは、半自動溶接機を所有することで従来の溶接では難しかった
小ロット生産でのコスト削減を可能にしました。
是非一度ご相談下さい。