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複雑な断面も容易に製造!アルミ押出の特徴
アルミ押出は建具や金属管などを製造する時には絶対に必要な加工技術です。使う素材がアルミやアルミ合金だと、いつまでも美しい白銀の状態を維持できるので、特に建具には欠かすことができません。
ところで、建具というと確かに複雑な形状ではありますが、窓ガラスが外れないようにスライドさせる部分を付けるという事だけで、それほど複雑な形状であるとは思いませんね。
ですがアルミサッシなどの建具はアルミ押出ではほんの序の口なのです。例えばアルミニウム合金は耐食性に優れている金属だという事以外に、耐摩耗性や絶縁性という特性があるので、それを活かした製品に使われる事が多いのです。
その代表的なものが、自動車には欠かすことができないキャビンやドアのフレーム部分です。実は押出をしながら曲げ加工を同時に行うという加工方法を使って、強度が高い製品を造り出す事ができるのです。
もちろん一体で作ることができれば、強度が高いだけではなく軽量化を実現する事だってできるでしょう。何しろ溶接やボルトなどの余計なものを使わなくて済むので、加工にかかる時間も短縮する事ができます。
変形が心配という話も確かにあるようですが、その問題についても中リブをつくる事によって、変形防止をする事ができる事がわかっています。
もちろんまだまだ発展を続けている部分ですが、不良をできるだけ少なくするために、曲げ加工を行う時のしわの予測や、割れの予測などを事前に行う事ができます。
このように予測をする事によって、最適な形状に製品を加工する事ができるようになるというわけなのです。
製品を製造する時にあらかじめ複雑な形状の金型で作り、そこに曲げなどの加工技術を加える事によって、これまでは難しかったより複雑な形状の製品をコストをできるだけかけずに作ることができるのです。
さらにアルミ押出は不良率が低く、製造過程で不良となった製品でもリサイクルが可能なので、不良によるコストがかからずに済むのです。
太陽パーツではアルミ押出の技術はもちろん、複雑な形状の金型の製作も得意としていますので、金型や製品についての相談がありましたら、お気軽にお問合せくださいませ。