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アルミニウム合金の種類【1000系・2000系について】
2011.07.08
【アルミ押し出し/加工について】
アルミニウム合金には、添加元素の種類と量により性質が違います。
なので、製造の目的にあった最適な性質の合金を選択する必要があります。
アルミニウム合金には、代表的なもので、1000系、2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系などがあり、さらにその中でも分類されています。
■1000系アルミニウム合金
1000番台のアルミニウム合金は、工業用の純アルミニウムを示します。
1100、1200が代表的で、どちらもアルミニウム純度が99.0%を超えています。
1000系の主な用途は、例えば1060、1070は送配電用材料、放熱材として多く用いられます。
■2000系アルミニウム合金
2000番台のアルミニウム合金は、2017、2024などが代表的で、ジュラルミン、超ジュラルミンという鋼材に相当する強度があります。
ただし、銅が多く含まれてるため耐食性に劣り、腐食環境にある場合では防食処理を十分に施す必要があります。
2000系の具体的な用途は、例えば2011などが快削性合金として機械部分などに多く使用されます。
今回は、アルミニウム合金の1000系と2000系についてでした。
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