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アルミニウム合金の種類【3000系・4000系について】
2011.07.14
【アルミ押し出し/加工について】
アルミニウム合金には、添加元素の種類と量により性質が違います。
なので、製造の目的にあった最適な性質の合金を選択する必要があります。
アルミニウム合金には、代表的なもので、1000系、2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系などがあり、さらにその中でも分類されています。
■3000系アルミニウム合金
3000系アルミニウム合金で代表的なものは、3003というMnを添加した純アルミニウムの加工性、耐食性を低下させずに、強度を強化したものです。
3000系の主な用途は、具体的にアルミ缶のボディ、屋根材など器物、建材、容器などに使用されています。
■4000系アルミニウム合金
4000系アルミニウム合金は熱膨張係数が小さく、低溶解温度を持っている特徴があります。
また硫酸陽極酸化処理により灰色に自然発色するため、ビル建築の外装パネルにも使用されています。
中には、4032というSiの添加により、熱膨張率を抑え、耐熱性を向上させたものなどもあります。
4000系の主な用途は、具体的には4043というものがあり、溶接ワイヤー、ブレージングろう材として使用されています。
今回は、アルミニウム合金の3000系と4000系についてでした。
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