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どう違うの?切削加工と研削加工

2020.06.16 【切削加工/研削加工】

切削加工と研削加工は違う加工技術ですが、今回はそれぞれがどんな加工なのか、どんな違いがあるのかについてを簡単にご説明いたします。

切削加工というのはバイトやチップなどの刃物を使って工作物を加工する技術です。加工する時には刃物で削り落としていきます。つまり切って削って製品を作る技術です。

加工面は回転数と切削速度によって調節が可能で、高速回転で刃物をゆっくりと動かせば非常に美しい表面に加工することができます。この性質を使って粗取りをする時は回転数を上げて早く送って加工時間を短縮することもできます。

一方で研削加工というのはどんな加工技術なのかというと、加工するための加工物を回転させ、逆回転させた砥石を接触させて表面を削って加工をする技術です。

砥石には砥粒が混ざっていて砥粒の大きさで目の粗さが変わります。非常に寸法精度が高く表面も切削加工よりも美しいのが特徴です。

実はこの二つは加工方法は全く違うのですが同じ除去加工です。ただし切削加工は負荷が多くても加工することができますが、砥石を使って行う研削加工は負荷が大きいと精度が低くなる傾向にあります。

これが二つの加工の決定的な違いです。この特徴を踏まえて、切削加工は素材から製品の削り出しを行う時に使い、その仕上げとして研削加工を行うことで双方のメリットを最大限に活かすことができます。

他にも大きな違いがあります。それは切りくずの形状です。切削加工の場合は大きなコイル状の切粉がでやすいですが、研削加工では粉のような切りくずしか出ません。
これも刃物を使って加工する技術と砥石を使って加工する技術の大きな違いでしょう。それぞれの違いをしっかりと把握し、それぞれの長所を生かした加工を行いましょう。

太陽パーツでは切削加工、研削加工などの複数の加工技術を上手に組み合わせてご希望の製品の生産のお手伝いをいたします。

わからないことがありましたらぜひ太陽パーツへお気軽にお問合せください。

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