ブログ
ダイキャスト製品の外装塗装
今回は、ダイカスト製品の外装塗装をご紹介させて頂きます
ダイカストというのは通常表面が鋳肌になっており、梨地と呼ばれる状態になっています。
塗装で梨地を消すためには塗膜を厚くする必要がありますが
ダイカストの中には巣穴と呼ばれる表面から見えない穴が製品の中にあります。
焼付塗装する際に熱すると、その巣穴から気泡が出てきて塗膜の不具合が起きる事があります。
それを費用を抑えつつ、外観を綺麗に仕上げる塗装が今回の製法です。
この塗装を施すと、ダイカスト製品に見えない艶やかな外観になり、
お客様の必要とされる品質を確保する事が出来ました。
そしてなんと、1回のコートでこの塗装を仕上げる事ができる特殊な塗料を使用しています!
通常は下地コート乗せて、さらに塗料を乗せるという2回コートになるのですが、
今回のご提案の塗料では、1回のコートで十分な膜厚を確保し、巣穴からの気泡を封じ込める事ができる塗料に
なっており、加工費用を安くする事も可能です。
この塗装のメリットは2コートから1回のコートになり、なおかつ、外観品質の良い塗料なので、
コストダウンだけでなく、外観品質で問題になりやすい製品のロスも少なくなります。
クライアントの品質管理の方から「外観の不良が非常に少なく、検査の手間が減り、
さらにコストダウンにつながった」と評価されており、非常にメリットのある塗料だと実感しています。
その塗装費用ですが、従来より30%程度は削減できます。
また、耐食性も膜厚が非常に厚く、大変良くなっています。
太陽パーツでは様々な外装処理を取り扱っております。
中には、抗菌・抗ウイルスの対策も塗装でクリアすることも可能です。
塗装でお困り事が有りましたら、
ぜひ、「太陽パーツ」にご相談ください!