ブログ
アンダーカット処理の種類~内側スライドコア方式・傾斜スライド方式~
アンダーカット処理では、外側と内側のどちらに離型できないアンダーカット部があるかにより、処理の方法がことなります。
本日は、アンダーカット部が内側にある場合の一般的な処理法を2点ご紹介いたします。
*アンダーカット部が成形品の内側にある場合
アンダーカット部が成形品の内側にある時に用いられる方法に、内側スライドコア方式や傾斜スライド方式というものがあります。
●内側スライドコア方式
アンダーカット部が成形品の内側にある時に用いられる内側スライドコア方式では、外側スライドコア方式とは逆にスライドコアを内側にスライドさせることで製品が離型できるようになります。
内側に小さなでっぱりや凹などがある際に内側スライドコア方式が用いられます。
●傾斜スライド方式
内側にアンダーカット部が存在する場合、傾斜スライド方式という方法も利用されます。
成形品を金型から離型する際に使用されるエジェクタープレート(突き出し板)にスライドユニットを取り付けます。
さらに、スライドユニットと傾斜スライドをスライドロッドで連結することにより製品を金型から離型することができます。
その動作は、金型を開き、エジェクタープレートを前進することで、傾斜スライドが成形品を押し出します。
それと同時に、成形品の内側に傾斜スライドがスライドするため、アンダーカット部を離型することができます。
これが傾斜スライド方式です。
製品の形状に応じてアンダーカット処理の方法は異なります。
太陽パーツでは、簡単な形状のものから複雑な形状のものまで対応しております。
また製造コストの削減、リードタイム短縮により短納期の実現など、お客様のさまざまなご要望にお応えいたします。
射出成形・ダイカストのことはどのようなことでも、太陽パーツまでお気軽にご相談ください。
外側スタイドコア方式についてはこちらから
⇒アンダーカット処理の種類~外側スライドコア方式~