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ダイカスト以外の鋳造法~重力鋳造・低圧鋳造~
2013.10.24
【ダイカスト】
ダイカストは、ダイカストマシンを用いた高圧鋳造法についての場合があります。
鋳造法には、ダイカスト以外にも金型を用いで鋳造しているものがあります。ここでは、重力鋳造と低圧鋳造についてご紹介します。
●重力鋳造
単純に金型に重力による流し込みを行う鋳造法です。
より効率的に金型内に充填させるために、金型を回転させるタイプもあります。特に砂中子を用いた中空の鋳物、厚肉のものに用いられます。構造が単純なため、鋳造装置の価格が安く、汎用性が
高いのも特徴です。
ただし、重力での充填のため、湯流れの問題で薄肉の製品にはあまり向いていません。
●低圧鋳造
溶湯を保持した炉に加圧し、炉中に差し込んだストークと呼ばれるパイプを経由し、金型に充填させるシステムです。
砂中子を用い、複雑な形状の製品を鋳造出来、品質も高いものが出来ます。ガス欠陥も少ないシステムです。
設備費もダイカストに比べて安い面がありますが、低圧で溶湯供給も低速なため、金型充填及び冷却が遅いなどのデメリットがあります。
しかし、システムによっては、金型内を減圧して充填速度を変化させたり、加圧装置の変化により、充填速度の調整を行うことで、デメリットを解消したシステムも展開されてきています。
太陽パーツでは、鋳造にも力を入れており、中でもダイカストにおいてはコスト削減のご提案を行っております。
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