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生産性の向上のためのダイカスト鋳造について
2014.01.27
【ダイカスト】
ダイカストは、他の鋳造ラインに比べると設備単価が高く、生産性の向上や管理面に重要なポイントがあります。
例えば、取り出しロボット、スプレーマシンなどが挙げられます。
特にスプレーマシンは、ダイカストマシンに付帯した形で設置されているケースが従来は多くありましたが、最近ではロボットを用いたタイプに置き換わってきています。実際、大手自動車部品メーカー等では採用されてきています。
生産性の向上を考えるとスプレーマシンに関しては、位置再現性とポイントを絞り、離型剤の塗布量を絞ったりすることで消費量をコントロールするといったことがあげられます。取り出しロボットも機構を単純化したり、取り出しのティーチングを検討することでサイクルタイムの短縮化を実現しています。
最近は、サイクルタイムの短縮化による生産性の向上や、省エネ対策にも効果が見られており、マシンサイクルの向上化にも役立っています。
ただし、ロボットの導入自体は初期導入のコストが高いため、実際に中小のダイカストメーカーまで普及するには時間を有すると思われます。ただし、中小のメーカーは小型のマシンが多くマシンサイクルもかなりのハイサイクルなため、効果をあげるすべとして魅力的な面もあります。
太陽パーツではダイカスト鋳造における生産性の向上、管理も徹底し、お客様にメリットのあるご提案をいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。