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切削加工において一般的な公差に収めるためには
金属加工業では実に様々な加工の方法がありますが、どの加工でもどの工程であっても「図面」に書かれた「公差」に収める必要があります。
一般的には公差と言ってもあまりピンとこないかもしれませんね。
公差というのは切削加工などを行った時などに、最終的な納品をする時のサイズ(寸法)の、許されている誤差の事を言います。
例えば切削加工(NC旋盤)においての公差の場合、図面に書かれている指示に従って決まっています。
よく「▽▽▽」や「▽▽」や「▽」または「~」などと指示されていたり、「±0.1」や「±0.05」などと書かれていたりします。これはそれぞれに許されている誤差というものを表しているので、指示通りに加工しなくてはなりません。
切削加工ではこうした公差についても注意しなくてはなりませんので、見逃さないように図面を見た時には一番最初に目を通しておきたい部分です。
公差で気をつけなくてはならない事は色々とありますが、例えば「仕上げにメッキ処理を行う」という場合です。
この場合はメッキをした後の公差となっている事もありますので、メッキの厚みを計算しながらの切削加工になります。
同じ切削加工でも公差はほとんど気にしなくても良いという場合もありますが、ほとんどの場合は厳しい公差が決まっているものです。大きい分には削れば修正の可能性がありますが、公差よりも小さく削ってしまうとアウトです。
量産の切削加工の場合には、公差に収めるために定期的な測定をする必要があります。
指示された通りにマイクロなどを使って検査を行いつつ、公差からはみ出ないように作業を進める事になります。
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