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ネジを作る時の製造方法と注意点
2014.12.24
【切削加工】
普段私たちが使っているネジの多くは、実は切削加工で作られていることが大半です。
もちろん製品によって異なる場合がありますが、製造方法は概ね同じような製造方法で作られているのです。
中には製品全体の軽量化を図るために、ネジの素材をアルミを使って製造することもあります。
材料がアルミであってもネジの製造方法は他のネジを造る時と同じ方法で製造します。
ただし、アルミでネジを製造する時にはいくつかの事に注意して製造する必要があります。
例えばアルミニウムは柔らかい素材ですので、製造方法で工夫する事はもちろんですが、加工後の表面処理などにも気を配らなければいけません。
アルミは柔らかい材質であるために、ちょっとした衝撃でも変形してしまう可能性があります。
そこで通常よりも若干小さめに製造し、アルマイト処理などをして衝撃や繰り返しの使用に耐えられるようにする表面処理を行います。
オスネジもメスネジも同様に表面処理を施します。
ネジにヘリサートというものを埋め込むなどをして強化したりします。
このような工夫があるから製品の軽量化が可能になります。
ネジひとつ作るにしても様々な点に気をつけて製造しなければいけません。
太陽パーツでは、ネジ製造など、お客様のご要望に可能な限りお応えいたします。
まずはお気軽にご相談ください。