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切削加工をおこなう上での工夫について

2016.08.22 【切削加工】

金属の切削加工はさまざまな形状の部品を生産する事ができるので、金属加工業を生業としている会社の多くで切削加工ができる機械を導入しています。
特に日本は世界に誇る切削加工の技術を持っている国でもあります。
例え同じ機械を使ったとしても工夫がなければ良い製品は作れないのです。

さて、切削加工をおこなう上での工夫ですが、同じ機械を持っていてもそれぞれの工夫によって、得意な加工があるのです。
最も重要なのは加工する機械の特性をよく理解するという事です。
同じ機械でも機械の使い方によっては癖が出てくるものだからですね。
そのため、加工者はプログラムなどで微妙に切削速度や寸法を調整して切削加工を行う事になるのです。

例えば切削加工をおこなう時には送りと切削によって加工していきますが、部品の寸法や工程によってはバイトやチップなどの工具に工夫をします。
また、加工する金属によっても多少の工夫は必要になるでしょう。送りも切削する時の削りしろなども工夫します。
ステンレスとアルミニウムとでは、切込み量も送りも金属に合った加工を行っていくわけです。

また、切削をする時の金属によっては、切削を行う時にかかる抵抗についても工夫が必要になるでしょう。
穴を開ける加工の時には、ドリルの大きさ(太さ)によって送りや回転などにも気を使います。
これらの機械の特性や金属の特性などをよく理解した上で、使用するバイトや加工方法を考えつつ制作を行うわけです。

また、切削加工を行う時には加工する時に起こる温度変化にも気をつけなくてはならないでしょう。
金属は高速回転をした状態で切削加工を行いますので、かなりな高温になってしまうものなのです。これはプラスチック加工でも同じことです。
そのため切削加工をする時には、切削油などをうまく使って温度が高く上がりすぎないように工夫する必要があるのです。

一般的にNCやMCといった切削加工用機械には、ポンプやタンクがついていて、常にろ過して細かい金属粉が加工している製品にかからないようになっています。
こうしたたくさんの工夫があるからこそ、日本の切削加工部品というのは精度の高い安定した製品になるのです。

太陽パーツでは、切削加工においても高い寸法精度の部品製造を心掛けております。切削加工の事でお悩みの方はぜひ太陽パーツへご相談ください。

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